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お知らせ

2013/06/20【実行委員会から】
参加希望者へのメッセージ

TJAR参加希望者 各位

 

TJAR実行委員会

 

 お待たせいたしました。参加者が満たすべき条件として「参加要件」を発表します。

 

 実行委員会でも次回へ向けて着々と準備を進めていますが、次回は相当な反響が予想されております。これまでも定員を設けていましたが、最終的には選考会をクリアした方はそのままTJARに参加していました。その数が運営的に許容できたからです。しかし次回も同じスタンスで募集をかけた場合、これまでの倍?いやそれ以上の規模になる可能性があります。しかしこれは我々が目指す運営規模を完全に超えています。登山者も多いこのコースでの環境負荷という観点からも、肥大化は避けねばなりません。現在進めている諸官庁との折衝の中でも、規模の問題は大きな懸念材料となっています。現時点ではまだ定員は公表できませんが、次回大会では本当の意味での定員を設けることになります。前回に増して「絞込み」を行わなければなりません。より多くの人にTJARの感動を味わって欲しいその思いはありますが、その全てを受け入れる事はできない事情をご理解ください。

 

 絞込みについては、条件を上げて絞る事が一番簡単なのですが、ここで数字的(タイム)に厳しくするのは、TJARというレースの特性上適当で無いと考えます。このレースでは完走に至る要素が単にスピードだけでは無いからです。むしろそれ以外の要素の方が、より比重が高いと考えています。しかし、「それ以外の要素」を見極めるのは容易なことではありません。そこで条件(参加要件)である程度の絞込みを行い、さらに実行委員会において経験面での審査を行い、それでもオーバーした場合に抽選としたいと思います。ここで抽選としたのは、ある程度の力を持っていると認められた人達に対して、それ以上の順位付けができないからです。こういった考えを基に参加要件を策定いたしました。

 

 基本的な要件は大きく変えていません。写真添付、ビバーク経験が2回から4回へ変更になった事が一番大きい変更点です。

 前段として参加資格を示しました。これは新たに設けたものですが、このレースに挑戦するならば、最低限の経験としてクリアして欲しい内容です。TJARはトレイルランニングレースではありませんが、70Km程度のレースを一気に駆け抜ける体力レベルとその経験は最低限必要です。

 次に10泊の露営経験についてです。これまではビバーク経験2回で可としていましたが、実際その様子をみていると、明らかな経験不足が目につきました。基本的な生活技術を知らない、応用ができない、想像するに条件の良い環境で最低限のビバーク経験をしただけと思われる人がいました。運営側としてはより実践的な経験が欲しいのですが、TJARに挑戦するには明らかに経験が足りていません。過去の経験として10泊というのも、その程度山で露営をしてやっと色々が見えてくるだろうといった最低レベルです。参加条件でのビバーク経験を4回としたのも、実戦に近い形でその程度は欲しいレベルです。実際には、ビバーク経験2回のみでTJARに挑戦する人はいないと思いますので、大きな問題になるとは考えていません。

 

この参加要件を見て、「これじゃ次回出られないじゃないか!」と思う方も多いかもしれません。もしそう思うならば、やっぱり次回チャレンジするには早いのでしょう。昨年からこの春にかけてのメディア露出の大きさから、次回のTJARは大きく変わると思われます。感化されてのチャレンジが多くなるでしょうし、選手層も変わるでしょう。過去の参加者が感じたように、このレースを知った時の衝撃・感動その壮大なチャレンジに、魂を揺さぶられるような大きな気持ちの変化があったと思います。

 

「やってみたい」

 

その気持ちはよくわかります。ある程度のトレイルランニングの経験がある人ならば、そう思うでしょう。しかしちょっと待ってください。これはレースと称していますが、基本的に全て一人でこなさなければならない縦走登山でもあります。サポートなどほとんどありませんし、多くの人はツェルト泊でこれ以上は無いだろうという激しさです。

 

 一般的な話をすると、登山を始めるならばグループで中低山の日帰りというスタイルが第一歩です。標高は2000m以下でしょう。これで1年。2年目はもう少し標高上げて2500m~やさしいアルプスの小屋泊。そして3年目にアルプスの縦走・小屋泊・時々単独行。そして次にテント縦走でしょうか。ここまで通常3年~5年はかかると思います。いやかけるべきでしょう。この様な十分な経験を積んでから、やっとツェルトの出番です。グループ行動から単独行へステップアップする事によって、判断力が磨かれます。この間に様々な天気を経験するでしょうし、ウェア、シューズ、ザックなども試行錯誤しながらのチョイスもあります。山に関する基本的な知識、経験、マナーを積んでいきます。これだけの内容を、1シーズンで経験するのは難しいと思います。

 

 もちろん短い期間であっても、厳しい経験を積んで耐性をつけた人もいるでしょう。有り余る体力でカバーできる人もいるでしょう。しかし、これは相当大きなリスクを抱えての事です。ギリギリまで装備を絞っている選手にとっては、些細な判断ミスでも生死に関わります。おそらく山岳での経験の無い人にとっては、そこまで想像できていないと思います。

 

・単独行で3000m級の山岳地帯を行く危険性

・装備を絞っていた時のリスクとその対応

・レースに堪えうる装備の選定

・連日20時間近く行動し続ける意味

 

これらを全て理解するだけでも1シーズンでは足りません。

報告書の装備を丸ごと真似て、いきなりアルプスに出かける。

ビバーク4回だから!と初めての露営がいきなりツェルト泊。

アルプスでの経験も少ないのに、コースタイム20時間以上のコースにチャレンジ。

そんな軽率な行動は謹んで欲しいと思います。

 

 最近は最初の登山が高尾山、2回目が富士山、3回目で穂高岳そんなパターンが多いそうです。装備は最新かつ一流の物で固めていますが、経験が伴っていない人達の事故も増えています。TJARへの参加者が、そんな一足飛び、いや二足飛びな経験しか経ていない様では困るのです。


 TJARは、ハセツネやUTMFなどトレイルランニングレースを極めた先にあるものではありません。長距離のキャンプ縦走に、スピードの要素を加えたものです。このスタイルが辛いものではなく、楽しく自由なスタイルだと感じられるようになった時が、TJARに挑戦する時なのではないでしょうか。

 

 TJARは、選手をある一定以上のレベルに保つ事によって実施を許される世界と考えています。これを厳格に保つ事がこのレースの生命線なのです。

 

 縷々我々の想いを書かせていただきました。このメッセージと、「参加要件」の本意を理解した上での、熱いチャレンジをお待ちしています。
内容に関するお問合せは info@tjar.jp へお願いします。

 

以上

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